2018年7月5日木曜日

6月16日活動報告

こんにちは。6月ブログ担当はスタッフのMです。今回初めてブログを掲載します。
6月に入ってから雨が多かったり、地震があったりで大変ですが、このブログをご覧になっているみなさまは大丈夫でしょうか?

 
6月のユナイトは「“きまり”の紙芝居ワークショップ」。スタッフのWさんが法律関係の仕事をされていることから企画してくれました。「解釈のちから」という昔話風の紙芝居を題材に、みんなで参加して生活の中にある法律やきまりについて考えました。

昔話はとある村で「この橋馬は渡るべからず」という立札ができたことから始まります。そしてそのきまりを作った村長が亡くなってしまっていたということで村人たちは困惑します。

このきまりについてどういう意味なのだろう?とみんなで考えていきます。「この橋馬は渡るべからず」ということは馬以外の動物ならどうなのだろう?牛は?子馬は?そもそも人は?みんなの意見は概ね馬と子馬は渡ってはいけない、それ以外は渡ってもよいというものでした。

さらに渡ってはいけない理由も含めて考えていきます。重いから?暴れるから?汚すから?理由を考えることによって「子馬は重くないからやっぱり橋を渡ってもよい」「牛は暴れて危ないのでやっぱり橋を渡ってはいけない」と最初とは意見が変わる人も。

ここで物語に戻って、きまりのつくられた理由が判明します。村長が自分が亡くなった後の奥さんの生活を気遣い、峠に茶屋を建て、奥さんにお茶屋さんをしてもらおうと考えていたのですが、人々に来てもらうためには橋を渡らず、遠回りして峠まで迂回してもらう必要があったからとのこと。

この事情を含めてこのきまりが良いきまりか悪いきまりかをみんなに考えてもらいます。やはり個人的な事情だけでみんなに大きな負担をかけるのはどうかということで、悪いきまりと答える声がほとんどでした。

しかしながらただ二者択一で答えるだけではなく、みんなの考えをより細かく把握するため、100%の良い・悪いを両端としてその間がグラデーションになった図を用意し、自分の意見の位置する場所に印をつけてもらいました。すると同じく悪いと答えた人の中でも印同士に距離があったり、逆に意見が違っても印同士の距離が近い場合もありました。

最後にこの村のために新たな決まりを考えてもらいました。橋の安全をどう保つか、家族に先立たれた人をどう支援するか、そもそも村長や決まりをどう決めるのかまで様々なアイデアが出ました。奥さんも村人もこれで安心でしょう。


きまりについてそれができた理由を考えたり、賛成・反対でもその中には様々な意見があることに気づいたり、日ごろあまり意識することのない法律やきまりについて、楽しく参加しながら改めて考える機会となった今回のユナイトでした。







































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7月のUNITEのお誘いです。

7月15日(日)
「フルーツ入り寒天ゼリーづくり」
時間:13:00~15:00
集合:12:45JR山科駅前(場所が分かる方は直接来て頂いて大丈夫です)
場所:あんだんて事務所
材料費:100円~300円(実費で当日計算します)
持ち物:気になる人はエプロン

ひんやりデザートを作って食べようの回です。
グラスにカットフルーツなどを入れ、薄めの寒天液で冷やし固めるとジュレのような柔らかいゼリーになります。
さっぱりとしたデザートを食べてリフレッシュしませんか?

お申し込み・お問い合わせは事業実施団体の「親子支援ネットワーク♪あんだんて♪」まで。
TEL・FAX 075-595-8255
(TELは毎週水曜・第2,4金曜 10:30~16:00)
メール oyakonet-andante2003☆kyoto.email.ne.jp(送信時には☆を@に変えてください)
特に初参加の方には事前に活動内容のご説明等をさせていただきたいので、参加をご検討されましたら1週間前までにご連絡をお願いします。

また、親御さんからのお申し込みの場合は、一度お電話でのご連絡をいただきたく思います。 しんどい経験をお持ちの方は、ある程度の期間安心できる環境で休息する必要があると私たちは考えます。親御さんがよかれと思って参加を促されても、ご本人はまだ外に出られるタイミングではなく、かえってしんどい思いをされるかもしれません。まずはご本人の状況をお聞かせいただきたいと思います。